循環器内科
循環器内科
心拍数が増えるような状況ではないのに増加して頻脈となっている場合や、種々の不整脈の発作を起こしている可能性があります。原因はストレスや緊張などによる心因性のものから心臓に何か病気があり、それが原因となっている場合、心臓以外の甲状腺や腎臓に異常がある場合、貧血など血液に異常がある場合など様々です。
単に年のせいで体力が落ち心臓が弱くなっているだけということもありますが、狭心症といって心臓の筋肉を栄養する血管が狭くなって心臓の筋肉への血のめぐりが悪くなり、心臓がアップアップして悲鳴をあげているのかもしれません。
これも年のせいと放置していると重篤な病気が潜んでいる場合があります。心臓に何か病気があって心臓が疲れている可能性があり、胸のレントゲン写真で心臓の大きさや肺に血が停滞していないか調べ、必要に応じて心臓超音波検査で心臓の機能を評価します。
ふくらはぎの筋肉への血のめぐりが悪く、筋肉に充分な血液が流れていない可能性があります。閉塞性動脈硬化症という病気ですが、足の血管が動脈硬化の影響で狭くなることが原因です。足と上腕の血圧の比を測定することでこの足の血管の動脈硬化度を診断します。
心臓が原因で足がむくむ場合も多いのですが、足の血液が心臓に戻る際の通り道である静脈が異常をきたし血液がうっ滞することで足がむくんでいるのかもしれません。下肢静脈瘤という病気ですが、これは立位では重力に逆らって血液が心臓に向かうため、逆流を防止するための弁が下肢静脈には存在するのですが、この弁が機能不全に陥ることにより発症します。下肢静脈の超音波検査により的確に診断し治療いたします。
内臓脂肪の増加でいわゆるメタボリックシンドロームという状態では、高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病を合併することが多く、これが動脈硬化を促進し、ひいては狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こします。これら生活習慣病の程度と、現在の動脈硬化度を各種検査により数値で評価し、薬物療法、必要に応じて食事療法、運動療法を含めた総合的な生活習慣の改善もアドバイスさせていただきます。
心電図、心臓超音波検査を使って、ベテラン循環器内科の専門医が正確な診断を行います。その上で、生活指導、お薬の処方、漢方の処方などを通じて治療を行いますが、重度の心臓病に対しては連携している高次機能病院へのご紹介をいたします。